【初めての家庭菜園】プランター・鉢の選び方(サイズや材質などのポイントを解説)
【こんな方におすすめの記事】

初めて「家庭菜園」に挑戦する人
➤「家庭菜園」を始めたいが、プランター・鉢の選び方がわからない人

【初めての家庭菜園】プランター・鉢の選び方(サイズや材質などのポイントを解説)

「家庭菜園」を始めるのに必要なプランターのサイズはどれくらいだろう?
どんな材質にしたらいいんだろう?

こういった疑問に答えます。

はじめに

どうも!こうきです。
自宅で栽培した野菜を収穫してすぐ食べることができる「家庭菜園

自分の経験則ですが、「家庭菜園」を始める際、最初に悩むポイントはだいたい「プランター・鉢」か「土」なんですよね。
ということで今回は「家庭菜園」に必須な「プランター・鉢」の選び方について解説します。

どれくらいのサイズがいいのだろう?どんな材質がいいのだろう?

そんな疑問が湧いてきている方はぜひこの記事を一読ください。あなたの不安を取り除きます。

これから家庭菜園にチャレンジするあなたの役に立ちたい!
そんな気持ちで執筆しました。参考になれば幸いです。

それでは解説していきます!
本記事のテーマ

【初めての家庭菜園】プランター・鉢の選び方(サイズや材質などのポイントを解説)

目次

プランター・鉢を選ぶ際のポイント

1.サイズ・容量

2.材質

3.排水穴

4.まとめ

プランター・鉢を選ぶ際のポイント

「プランター・鉢」を選ぶポイントは下記3

1.サイズ・容量

2.材質

3.排水穴

ひとつずつ解説していきます。

■豆知識:プランターと鉢の違い

「プランター」とよく似た言葉に「鉢」があります。

両者とも植物を植える容器ですが、実は明確な区別はありません。

主観ですが、私はざっくり下記のように分けています。
鉢:小型のもの。1つの容器に1つの苗しか植えないような小さいもの
プランター:「鉢」より大きく、いくつかの苗を植えるもの。

1.サイズ・容量

まずは「サイズ・容量」から
ここでは下記2点の視点から解説します。

・サイズ・容量の大小によるメリット・デメリット

・野菜の品種による深さの考え方

サイズ・容量の大小によるメリット・デメリット

「プランター・鉢」のサイズ・容量が大きい場合と小さい場合でメリット・デメリットを整理しました。

一般的にプランターのサイズ・容量が大きいほど植物は深く・広く根を張り、株が大きくなりやすいです。

一方で運用面ではサイズ・容量が大きいほど重量が重くなり、移動が難しくなったり、設置スペースを広くとる必要があります。

可能なかぎり大きなサイズ・容量を勧めますが、このあたりは自分の栽培環境に合わせて選択しましょう

■豆知識:ハンギングとは?

園芸用語で、吊るしたり壁に掛けたりして、植物を上や横の目線から観賞するガーデニングの手法。

限られた空間でタテの空間を活かすことができる。使用できる面積が狭い都市部では特に有効な手法。

野菜の品種による深さの考え方

野菜の品種により根の伸び方が異なります。
品種により必要な深さの目安を浅型、中型、深型に分けて分類しました。

深型で浅型の野菜を栽培することは可能ですが、浅型で深型の野菜を栽培することは難しいです。

また中型の野菜を深型で栽培すると根が広く・深く張るため株が大きく育つ可能性があります。設置スペースに余裕があるのなら、ぜひ深型をチョイスしましょう。

おまけ:もしも容量(何L)で選択するなら・・・

色々説明しましたが、ぶっちゃけ何Lにすればいいの?と思う方に

答えは45Lです。迷ったら45L買っときましょう

理由としては

①適度なサイズでほとんどの作物を栽培できる。

②極力大きくしたうえで、人力で移動可能な重さ(メリットを活かしつつ、デメリットを抑えている)

2.材質

次に材質について解説します。

プラスチック、素焼き(テラコッタ)、木製、発泡スチロールについて

各項目ごとに比較した表を作成しました。

わかりやすく順番を並び替えました。(プラスチックを発砲スチロールの隣に移動)

■豆知識:熱伝導率

熱の伝わりやすさを表した指標
今回の場合、

熱伝導率が低い→外気温の影響を受けにくい。そのため地温が安定しやすい。

熱伝導率が高い→外気温の影響を受けやすい。そのため地温が変動しやすく、熱くなりすぎたり冷たくなりすぎる恐れがある。

材質別こんな人におすすめ

各素材ごとに用途にあった使い方があります。ここではどんな素材がどんな人に向いているか説明します。

プラスチック

安価にプランターを用意したい人向け。汎用性が高く、サイズ展開が豊富なプラスチックはまさに初心者向けのプランターといえます。

素焼き(テラコッタ)

乾燥を好む植物を栽培する人向け(大根やローズマリーなど)

素焼き(テラコッタ)は通気性・排水性がとてもよいです。

根腐れしにくい反面、乾燥気味になることがあります。そのため水を好む植物(ナスやクレソンなど)は向いていません。

木製

おしゃれなプランターが欲しい人向け。

適度な通気性・排水性があるため植物を選ばないのもありがたいポイント。デザイン性が高くなるほど、価格が高くなる傾向があります。

発泡スチロール

自分でプランターをDIYしたい人向け

材料が手に入りやすい環境であれば、ぜひおすすめしたいプランター。

3.排水穴

最後に排水穴について解説します。

プランターは限られた空間で栽培を行うため、露地栽培に比べて排水性・通気性が一層重要になります。
排水性・通気性が悪いと水はけが悪く、根腐れの原因になります。

水はけが悪いプランター内に水が溜まる根が窒息状態に根腐れが発生
だから排水性・通気性が重要なんです

上記理由からプランターを選ぶときは排水穴のチェックをしっかり行いましょう。

排水穴の見るポイント

1)排水穴の位置:側面にあるのがおすすめ

排水穴はだいたいプランターの側面か底面にあります。

底面にある場合は水が側部に溜まりやすい、なめくじなどの害虫が侵入しやすいなど難点があります。

そのため、側面に排水穴があるものがおすすめ

2)排水穴の数:多い方がいい(2~4個程度がおすすめ)

排水性・通気性の観点から排水穴は多い方がいいです。

ただ、あまりに数が多いと土の流出が大きくなるため、24個くらいがおすすめ。

※自分で穴を開けるという選択もアリです。

3)排水穴の径:大きい方がいい(φ7~8cm程度がおすすめ)

排水穴の径は穴の数と同様に排水性・通気性の観点から大きい方がいいです。

ただ、鉢底石より大きくなると土の流出が大きくなります。Φ78cm程度がおすすめです。

4.まとめ

まとめです。
おさらいになりますが「プランター・鉢」を選ぶポイントは下記3

1.サイズ・容量

2.材質

3.排水穴

今回の記事を参考に
自分にピッタリの「プランター・鉢」を購入してみましょう!

おまけ:はじめての「プランター・鉢」購入について

初めて「プランター・鉢」を買うときはお店に行き現物を見てから購入しましょう。

ネット通販はサイズ・容量の規模感がわかるようになってからをおすすめします。(容量○○Lとかでピンと来ない方はネット通販はやめた方が無難です)

実際に足を運んで購入する場合、おすすめはホームセンター

イオンや百均などでも購入はできますが、ホームセンターなら園芸用の店員さんが常在していることが多く、店員さんに教えてもらいながら購入することができます。
「プランター・鉢」選びで失敗しないかな?と不安に思う方にはおすすめの購入方法です。


今回は以上で終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

他にもこんなことが知りたいなどあればお問い合わせからご連絡ください。

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